私は経営者なので仕事柄、銀行マンとはよく接しています。著者はたぶん「みずほ銀行」の行員だと思われますが、入社から統合を経て現在に至るまでの、銀行員の実態を赤裸々に描かれた内容になっています。
支店内部のパワハラ、いじめ、エコ贔屓。統合時のゴタゴタ。システム障害時のパニック状況、監査のシステムや様子、転勤の伝え方やスケジュールなど。
同僚が自殺した際に、遺族にお願いして死因を変更して同僚に伝える様子など、ここまで書いて大丈夫なのかと心配になるレベルで、ある意味、暴露本だといってもいいだろう。笑
世間では「銀行が給料が高くていいな」と、羨む声は多いが、給料は良くても私は遠慮したいと思うし、羨むタイプの人は本書を読めば、もっと無理だと感じることでしょう。笑
私の知らなかった銀行員の仕事を知ることが出来た。付き合っている銀行の方にも、突っ込める内容がたくさんあったので、これからの資金繰りに活かしたいと思います。笑
7月4冊目_2024年137冊目