小説 後藤新平―行革と都市政策の先駆者 / 郷仙太郎

新渡戸や伊藤博文がお札になったのに、

なぜ、後藤新平はならないのか。

後藤新平関連、多分6冊目。笑

知れば知るほどそんなことを思う。

題名の通り、後藤新平の小説ですが、

ほぼ、関連図書を小説仕立てに仕上げたのでしょう。

過去、5冊で感じられなかった、

よく分かる時系列。

新平のやった政策からその流れ。

そんなことがよく理解できた1冊でありました。

本書で特筆すべきは、

新平と新渡戸稲造の関係性だろう。

同じ岩手の地から出生したもの同士という、

そんな記述はあまり感じられませんが、

二人の出会いから、台湾に引っ張って行く駆け引き。

その後の二人の関係性など。

とても臨場感を感じられる内容です。

私は最近、たまたま読書という趣味のおかげで、

新渡戸稲造の功績を知ることが出来た。

果たして岩手県民。どれくらい新渡戸稲造について知っているのか。笑

知りたい人は、私にあった時聞いてください。

10分、¥1,000で語ります。笑

23 th in February / 49 th in 2023