プロ野球界にまつわる75人をジャンル別に、スキャンダル的なエピソードについて紹介されています。1人1人は短いですが、暇つぶしにはちょうどよい感じです。笑
こんなこともあったな。
そんなことを断片的に思い出させてくれる「ネタ帳的」な読書となりました。
何人か、目次をコピペします。笑
▼第一章 日本人選手編
清原和博_なぜ「好青年」は「番長」に変貌したのか
江川 卓_いわずと知れた「悪党」の代表格
桑田真澄_頭脳的プレーでスキャンダルを払拭
加藤哲郎_近鉄の敗退は本当に「失言」が原因だったのか
伊良部秀輝_「力勝負」にこだわった男の寂しすぎる最期
堀内恒夫_選手でも監督でも憎まれ役だった「悪太郎」
張本 勲_巨人移籍で反感を買った安打王
斎藤佑樹_このまま「かつてのヒーロー」で終わるのか
長嶋一茂_なぜ「スターの息子」は不運だったのか
高野 光_自殺で幕を下ろした「新人開幕投手」の人生
▼第二章 外国人選手編
R・デービス_全国中継の試合で東尾修をぶん殴る
ガルベス _ミスター長嶋に丸坊主で謝罪させた大狼藉
ホーナー_「日本は嫌い」と発言したヤクルトの主砲
シピン_全力プレーが魅力だった「ライオン丸」
ライト_降板を告げると暴れ出す「テキサスの牧童」
クロマティ_大乱闘劇を演じた中日・宮下との友情
▼第三章 監督編
有藤通世_国民的悪役となった「ミスターロッテ」
濃人 渉_「権藤、権藤、雨、権藤」でエースを破壊
落合博満_実績を残しても嫌われる「悪党」の代表格
広岡達朗_「海軍式野球」で総スカンを食らった賢将
森 祇晶_「強いけどおもしろくない野球」を貫徹
上田利治_1時間超の猛抗議で辞任した日本一監督
大久保博元_なぜトラブルメーカーは成り上がれたのか
星野仙一_ヒールとヒーローを交互に演じる千両役者
▼第四章 フロント、球界首脳編
渡邉恒雄_なぜ名記者は「球界のドン」に転じたのか
堤 義明_財界の盟主はプロ野球に何を求めていたのか
高塚 猛_「オーナーごっこ」で王ダイエーを完全破壊
堀江貴文_球界進出は逃したが、じつは陰の功労者
プロ野球好きの皆さん、楽しそうじゃありませんか?笑
でも、400ページで75人です。内容は週刊誌の切り抜きレベルかも知れませんね。
一つ一つはWIKIでも出てきそうな感じですが、ばばーっと続けて読むと、この監督の時このオーナーでとか、とても関連付けて読めるので、一気に読めると楽しさ倍増だと思います。
選手の本ではあまり出てこない、フロントまわりのエピソードがとても興味深く読ませていただきました。
堤さんは、ビジネスの延長に球団経営を思いついたとか、
高塚さんが、球場にいつもホステスを呼んで、飲みながら試合観戦していたとか、王監督が選手の給料をあげるよう頼んだがだめで、工藤が移籍したとか、
メディアや映画会社、電鉄会社がメインだった親会社に、堀江さんが旧態然の野球会に穴を開けてくれたとか。
実際、現在は「楽天」「ソフトバンク」「DeNA」の3球団、全体の4分の1がIT会社が親会社ですね。
そして全然記憶から抜け落ちていましたが、ナベツネが裏で企んでいた「1リーグ構想」を、食い止めたのはホリエモンの行動だった様です。笑
近鉄が楽天に身売りしたんじゃなくて、新規参入で仙台に球団を作ろうとしていたのはライブドア。その球団名は「仙台ライブドア・フェニックス」内定していた監督は「トーマス・オマリー」
世間から猛バッシングを受けていたライブドアから、楽天がタナボタ的に横どった感じですね。
この辺の球団再編のゴタゴタ劇の本も、なにかありそうなので次は読んでみましょうかね。笑
37 th in November / 342 th in 2022