著者の「三崎優太」ピンと来ない人が多いかも知れませんが、メディアで彼に与えられていた称号は「青汁王子」です。
儲けまくって、脱税して、捕まって、貧乏になった。チャラいあんちゃん。そんな印象を世間は持っているだろう。私もそう思っている時期はあった。
お金が無くなり、アルバイトやホストなど。そんな落ちぶれた自分をメディアでさらけ出していた。本人曰く「青汁劇場 転落劇」
私はYou Tubeで彼の言動や行動など何回か見たことがあったので、貧乏になったなど、事実とは異なると思っていたが、テレビに散々出て貧乏になったと騒いでいた時も、私の創造をはるか上を行くすげー金持ちだった。笑
徹底した転落劇を演じて、自分を有名にしてしまえば、何でも出来る。その様に考え、次のビジネスのステップにしようとしている様子が赤裸々に綴られています。
先日読んだ『「有名人になる」ということ/勝間和代』にも書いてあった、自分が有名になることで稼ぐことが出来れば、数名の従業員の給料を捻出できる。それをもっと派手にやっている印象です。笑
高校生のときにパチンコに行って、16万円勝った時があったという。何かに残しておかないと、そう思い12万円でパソコンを購入し、ゲーム攻略のサイトを作りアフィリエイトを始め、すぐ月400万円稼げるようになった時から始まる著者の快進撃。
「青汁劇場」や「女関係」などとても破天荒な記述もありますが、それ以外は超真面目なビジネス書です。
行動を起こす事が出来るか出来ないか。出来なければ何もかわらないが、失敗もしない。
失敗を恐れるのか、失敗は成功できない選択肢を、一つ知れたと思い前向きに考えるのか。
どんなビジネス書にも書いてあることを、ちゃんと実践したからこそ、18歳で起業し「すっきりフルーツ青汁」で年商130億円を達成できたのでしょう。
本書はビジネス書の王道を行く様な内容ですが、聞いたことのない、とても印象的な言葉があった。
著者は高校を二度中退したあと、単位制の高校をどうにか卒業したという経歴しか持ち合わせていないが、今ではむしろ「しまった、何で高校なんか卒業してしまったのだろう」と思っているという。
学歴なんかに振り回されず、中卒のままだったら、確実に大多数の人と異なる、圧倒的少数派である「中卒」を武器にできたのに。
著者のことを、チャラくて堕落した元経営者。
その程度の認識の人が読むと、目からウロコが落ちることでしょう。笑
年越しが寂しかったので、好きでも無い女を誘ってハワイに行った夜、血尿が出た。日本に戻ってから、病院にいったら性病だった。そんなエピソードが紹介されています。
「血尿」「性病」で検索しても、いまいちどんな性病なのかわかりません。スッキリしないので、詳しい方いたら教えて下さい。笑
8 th in November / 313 th in 2022