私は宮古ロータリークラブに所属しています。その活動の一環として、先日、宮古社会福祉協議会に運営資金を寄付させていただきました。そんなこともあり、少し「こども食堂」について、もう少し詳しくなれたら良いかと思い、本書を手に取りました。
本書は2016年、愛知県岩倉市で始まった子ども食堂「かがよひ食堂」の記録になっています。補助金の書類で頭をかかえ、見知らぬ野菜に戸惑い、正体不明の寄付にザワつきながらも、とにかく続けてきた数年間の舞台ウラを紹介していいます。
「かがよひ食堂」で検索すると、Instagramなど、結構出てきます。Instagramの紹介文にはこんなことが書かれています。
かがよひ食堂(愛知県岩倉市の子ども食堂です)かがよひ食堂はどなたでもご利用いただけます。子ども0円大人300円です。※おかずを持ってきてくれる方は0円。
開催日時 毎月第4土曜
16:00 準備開始
17:00 「いただきます」
会場 岩倉市おさや糸店ビル2階
コミュニティカフェかがよひ
大人も300円で食べるみたいです。Instagramをみると、カレー率が高いようですが、本書でそれ以外のレシピや、それにまつわる工夫など、たくさん紹介されていました。
スーパーの値札に一喜一憂したり、フードロスと格闘しながら生まれた奇跡のおかずとか、 「なんで来たの?」って人が、後に救世主になったり、 ボランティアってどう集めるの?てか人こないなど。
うまくいかないことだらけ。でも、やめられない。気づけば「我が青春」になっていたという著者。これから子ども食堂を始めたい人、関わりたい人、ちょっと気になってる人へ。私の様に、寄付はしたけど実態がよく理解していない人。
子ども食堂って何?という疑問解決から、運営者様側の苦労や熱い思いを知る事ができてとても興味深く、読ませていただきました。
Google先生に聞いたら、こんなことを教えてくれた。
日本の子供の相対的貧困率は2021年に11.5%(約9人に1人)で、OECD加盟国の中で最も高い水準にあり、特にひとり親世帯で貧困率が高いことが問題です。保護者の不安定な収入や非正規雇用などが原因で、十分な食事や教育、医療などの機会が確保されない子どもがおり、将来の進学やキャリアにも影響を及ぼします。この問題に対して、社会全体での支援が急務であり、学習支援や「第三の居場所」の提供、アウトリーチ(戸別訪問)などの対策が進められています。
私はなにかの本で、夏休みや冬休みの超休暇で給食を食べないと、小学生の7人に1人が、栄養失調になると読んだ覚えがある。40人のクラスであれば、5人程度だろうか。そんな子どもたちのためにも、善意の繋がりの輪に自分に出来る範囲で、協力して行こうと思います。