ロータリークラブに入ろう! / 田中久夫

ロータリークラブに入ろう!
田中久夫

 私は宮古ロータリークラブに所属しています。来月から会長を仰せつかることになりました。本書は、5月の地区研修会でエレクトガバナー(次の岩手宮城の親分)が、自費で数百冊購入し、みなさんに読んで欲しいということで、参加したみなさんに配られ、さらに著者の講演会もありました。

 パラパラとは読んでいましたが、いよいよ来月から会長になるということで、あらためて読んでみました。

 「ロータリークラブの魅力」を伝えるために、著者が経験したエピソードをたくさん紹介しています。ロータリークラブは、親睦と奉仕を目的としている団体で、世界中にロータリアンが存在します。

 1905年にシカゴで創設されてから110年以上、さまざまな職業をもつ人や市民のリーダーが参加。ロータリークラブのメンバーになると、そこからの人生に対して新しい目的を発見することができるという。

 仲間と一緒に学び、経験し、お互いに成長することができる大人の学園であり、本書では大学教授である著者がロータリークラブに誘われて入会するに至る経緯から、成り立ち、歴史、日本においての立ち位置、活動の様子が臨場感たっぷりに書かれています。

 職場とも違う、家庭とも違う大人の学園・ロータリークラブに興味のある人に読んでほしいとっておきの一冊だそうです。(笑)

 著者は高崎ロータリークラブに所属しており、会長の1年間で、64人だった会員を115人まで増やしたという。そんな著者が実施した様々な会員を増やすテクニックを知ることが出来ました。

 先日、活動計画書の「会長挨拶」を書くよう事務局の人に依頼されたので、何やかんや書きましたが、特別に一部を引用しましょう。(笑) 

※以下引用

 それを達成するために必要なのは、やはり諸先輩たちが掲げていた「会員増強」であることは、私が会長職を担う上でとても考えさせられることでありました。

 では「会員増強」と掲げ、そんな言葉を投げかけたところで、新しい会員が入るのでしょうか。とても私はそのように思えません。そこで次のスローガンを掲げたいと思います。

「楽しい仲間を増やそう!」

 週に1回例会で交友する仲間がいる。月に1回酒を飲む仲間がいる。その交友が自分の商売の糧になる。それが「楽しい場」であり、そんな仲間が増えれば、会員が会員を増やすという好循環になるのではないでしょうか。そんな、みなさんが楽しめる例会を運営していけるよう、会長職として会員の皆様に協力を仰ぎながら、精進していこうと思います。

※以上引用終わり

 ロータリークラブの年度は7月から6月です。私が会長となるわけですが、先輩の計らいもあり、来週の例会から入会する3人がいます。私も声掛けして、あと2人みつけました。一気に5人増えるなんて、私が入会してからは初めてのことなので、とても嬉しく思います。

 しかし私の掲げた「楽しい仲間を増やそう!」は、もっと会員を多くしたいので、「新入会員には本書をプレゼント」することにしたと、昨日の例会でみなさんに公言しました。実際ポチって手元には自分のも含めて4冊あります。本を配るだけでなく、本書に書かれていることを少しでも実践し、来年の6月にはみなさんから「お疲れ様」とねぎらってもらい、美味しいお酒を飲むことに目標に、これからの1年を精進しようと思います。

 ぜひ、お話を聞いてみたい。試しに例会をみてみたい。そんな人がいたら是非連絡ください。連絡が来なくても、私から誘いが行くかもしれないので、心当たりの人は覚悟しておいてください。(笑)