コロナ禍が収束し、各地に観光客が戻ってきたことで、再び表面化しているオーバーツーリズム問題についてさまざまな事例を取り上げて紹介しています。
市民が市バスに乗れない京都。登山道に行列ができる富士山。違法駐車とサンゴ劣化に悩まされる沖縄。「行列店」が増えすぎている東京など。
自然環境や地域住民の生活が脅かされる事態が多発している。最近はSNSの普及により、突然にぎわいが発生したりする場所が、日本の中に存在する。
首長も含めた行政は、観光客に来て欲しい。お金を地域に落として欲しい。そんな営業活動というか、少なくとも税金を利用した活動を展開する。
たまたま宮古には、海外の人が訪れすぎて、迷惑を受けている場所や、そんなハナシは聞いたことがない。もし、そんな場所が宮古に発生したら、どうなるのか。
地元の住民が、嫌悪感を持ったり、危害を受けないにしても、市民として生活の快適性を欠く要因になるのであれば、少なくともそれはダメだと思う。
地元の市民より、オーバーツーリズムの輩を大事にするべきではないはずです。本書では、たくさんの人が一気に集まるからダメなのであり、それを分散するため「お金をとる」ことを推奨しています。
ニーズが有るのだから、コストは発生する。それは当たり前でしょう。(笑) 仮に刈屋の「川崎神社」がSNSバエして、海外から毎日のように何百人も来るようになるとしましょう。(笑)
川崎神社の前の線路は、私の会社で宮古市に申請し残土を入れ、ガードレールを外したので駐車場になります。さらにその脇で、畑ごっこをしています。とりあえず、外人に負けないほどのタッパはあるし、威圧感はあるかもしれないので、少しでもコストを回収しよう。してみせる!!。そんなことを思わせてくれる本書でありました。(笑)
2月34冊目_2025年45冊目