現代に蔓延する過激なポルノ、それに簡単にアクセスできてしまう環境。そして強い依存症によって脳機能を損ない、限りある時間と身体のエネルギーを浪費し、さらに強い依存性のあるポルノは、自分の性欲をコントロールできない状況になってしまうという。
性欲をコントロールできずにエネルギーを浪費することは、自分の人生を台無しにする可能性があることを本書では説いています。
本書は「性欲に支配されるのではなく、自分の意思で性欲をコントロールし、快活な人生を歩む」ことを目的にしていると書いていましたが、あまりにも「ポルノ」に特化している印象は否めません。笑
私はチャレンジしたことはありませんが、今まで自慰行為を禁止することにチャレンジして失敗続きだとしても、自分を責めることはないという。若い頃に報酬系のホルモン経路が固定したら、そこから抜け出すことは困難だと書いてありました。
私は抜け出そうとしたことがないので、ホルモン経路の固定がしっかりしているのかもしれません。笑
社会にポルノが存在することは悪でもなく、善でもないが、存在自体は否定しない。しかしスマホやパソコン一つで簡単に、青少年の手の届く範囲にポルノがあるという状況は完全に悪だという。
ポルノ業界の人々は、できるだけ多くの人に中毒になってもらったほうが儲かるので、自らそういった規制はしない。また、依存症になっている人自身も恥ずかしさゆえに誰にも相談はしない。
私たちは中毒性の魔の手から、これから大人になる子供のために、インターネットポルノに対して正しい知識を普及しなければならないという。
本書で書かれている方法を用いれば、自分の性欲をコントロール下におくことができるようになるでしょう。私は本書を通して、あなたをポルノの誘惑地獄から抜け出す手助けをしますと書いてありました。
本書の内容を端的にいえば「オナニーしすぎるな!」といった内容でしょうか。私も男なので、たまにまアダルト的なものを見る時はあります。私も子どもの時に今のような環境があったらどうなったのだろう。
中学生のとき、友達とエロ本を回し読みしたり、神社の境内の下にあるエロ本を見に行こうと友人と探検をしたり、むかしはある意味「幸せな時代」だったのではないか。そんなことを考えさせてくれる内容でございました。笑
11月13冊目_2024年211冊目