スタートライン 一歩踏み出せば奇跡は起こる / 喜多川泰


 11月になったら予定ばかりあって、さっぱりアウトプット出来ていませんでしたが、先日の宴の席で「なにかオススメの本を教えて下さい!」と言われたので「何系のが良いですか?」と聞いたら「ものがたり系」という、ばっふらした解答でありました。

 そして私はこんなことをいいました。「青春キュンキュンで、自己啓発系の小説はどうですか? そしてこのひとは、必ず読書啓発系を物語に絡めて来るんですよ。」そんなことを言ったら「それでお願いします」と本書をオススメしました。

 アウトプットを確認したら、前に読んだのは2021年6月。もう3年以上前に読んだ本です。人にススメておいて、自分で内容を覚えていないなんて、それも悲しいので再度読んで見ました。

 「18歳のぼく」から始まり「18歳のわたし」「22歳のぼく」「22歳のわたし」という、二人称の展開です。そして「再開」「スタートライン」と展開して行くんですが、わたしのオススメ通り、「青春キュンキュン全開」でございました。

 最初に読んだのは3年前ですが、「18歳のわたし」の終盤は、50を過ぎたおっさんでも涙がちょちょぎれた。(笑)

 自分の心にブレーキをかけているのは、自分自身という事実。未来は、自分が考えている以上に、楽しいことであふれているのに。

 将来のことを考えると不安になるあなたへ。「五年後の自分の可能性を舐めるなよ」そんな刺激を与えてくれる。そして、夢に向かって挑戦する勇気をくれる物語でございました。

 本書をオススメした人と、今度酒を飲む時に、この本が話題になることを十分期待できる。そんな本書でありました。

11月2冊目_2024年200冊目