このプリン、いま食べるか? ガマンするか? 一生役立つ時間の法則 / 柿内尚文


 こんな不思議な題名が気になって、手にとってしまいました。前に読んだ「バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則」の著者の本でありました。ネーミングをどれだけキャッチーにすれば、手にとってもらえるのか。そんなことを考え抜いて書いてあるのでしょう。

 時間の使い方について指南している本書です。限られた時間の中で幸福の時間をいかに増やすか。ガマンしたまま人生を終えるのは勿体無い。そんな感じでしょうか。

「複利時間」という概念を紹介していました。やりたいことをやる前に、やらなければならないことがあると、やりたいことが後回しになってしまう。しかし、やりたいことを最初にやれば、やらなければならないことの効率が上がり、結果トータルの時間が節約できる。

 確かにやりたいことは、やる前に妄想しながら調べている時間が膨大にかかるときがあるが、いざやってしまうとあっさりとするときがある。車を買う前に散々調べて何が良いか。ワクワクしながら、そんな妄想を時間をかけてさんざんするが、いざ手元に来ると買う前のワクワク感が消えている。そんな感じとダブる印象です。

 ネーミングすることで、時間の印象や有効性も変えられると著者は説いていました。「通勤電車」ではなく「電車オフィス」。毎日やらなければならない通勤時間を、これをすると決めて考えれば、必要かつ有意義な時間に変換できるという。

 私は車の移動時間は無駄だと思っている。これから何千時間もするだろう。そんな時間を想定して、オーディブルを聞いたりKindleを読み上げさせたりしているが、それを初めてから、とても有意義な時間となっている。しかしネーミングはしていない。

 これから車の移動時間を「リーディングムーブ」と名付けたいと思います。時間の使い方といえば、私は毎日、晩酌をしますがまぁまぁの時間を費やしています。少しでも有効的に自己満足できるよう、これからは「リセットマイミーティング」と呼ぼうと思います。笑

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