投資について否定的な人妻子持ちの、主人公の千秋。投資はギャンブルや詐欺のようなもの。そのように思って毛嫌いしていた。夫の夏樹に投資の相談をされるが条件反射レベルで門前払い。
育休中で減る収入。そしてこれから予想される、増える教育費、毎月の貯蓄額の減少。将来、豊かな老後を送りたいと漠然と思っているが不安がある。
そんな千秋を、夫の夏樹、友人の茜が協力して投資の世界へひっぱり込む。そんな物語を小説仕立てに、とてもわかり易く勉強することが出来ます。「がんばって稼いだお金を減らしたくない妻 VS 資産形成してお金を増やしたい夫!」そんな千秋が投資に興味を持っていく。そんなストーリーです。笑
先日、とある会合で「iDeCoとかNISAとかやってる?」そんな話題になった時があった。やっていた人もいたが「ムリムリ!!ギャンブルみたいだし、減るかも知れないなんて絶対無理!!」そんな本書の主人公のような人がいた。
そんな人には是非、読んで欲しい。そんな1冊でありました。投資はで薦める時はあるが、必ず言うことは「自己責任」本書でも、妻を口説いて投資をさせるアクションまで行くが、投資先を選ぶ時になったら、「自分で決めなければダメ」と冷たくあしらっていた。笑
私は「投資」関する本を50冊以上は読んでいるし、本書にも書いてある共通項はたくさんある。「長期投資」「余裕資金」「自己責任」「アクティブよりインデックス」「楽天かSBI」「米国株式」「複利」「銀行金利vsインフレ」など。笑
本書で初めて聞いた言葉があった。「ほったからし投資」如何に手を掛けずに放って置いても、効率的な投資をできるのか。そんな知識を小説仕立てにとても勉強することが出来ました。
投資は怖い、ギャンブルじゃね? お金が減るなんて無理。そんな風に思っている人に、提言したい。入れたお金が使う時に増えてればイイだけじゃね? そんな本書でありました。
This is the 13th book in February and the 38th in 2024.