10年くらい前の本ですが、著者が住んでいた海外、特にイギリスと日本を比べて、日本はまだまだ捨てもんじゃないという反面、競争力はまだまだあるのに、「お上」が遂行する「仕組み」について警笛を鳴らしている。それが本書の率直な印象です。
著者の本は、多分、5冊目くらいだろうか。共通して感じる印象は「毒舌&ユーモア」。著者の名前を検索すると動画もたくさん出て来るので、それらを見ると妙に納得するとともに、本を読んで、著者の喋っている姿を見れる。そんなことが誰でも出来る現代に感謝です。笑
日本人が海外に行って、日本の悪口を書いたり、逆に日本を推奨したり、そんな本はたくさんありますが、本書は著者の人間性もあると思いますが、その「悪口と称賛のバランスが良い」印象です。
だからこそ、より分かるというか、日本の現在置かれている状況など、とても勉強させていただきました。
こんなレビューを書いている人がいた。
すべてを賛美しすぎて苦笑いしたくなる本も、問題点を列挙しすぎて暗ーい気持ちになる本も読んだことがあります。そのいっぽうで、この本は外国からフラットな気持ちで日本のことを見つめていて、ちょうどよい塩梅だと感じました。
まさに「いい塩梅」だと思う。笑 現在の日本、そして個人を批判する一方、どうすれば自分は生き残って行けるのか。社会に必要とされる人間になれるのか。そこらの「自己啓発本」より、とても刺激を受けることが出来ました。
本書を読んで実行したことがあります。「高校入試 でる順ターゲット中学英単語ターゲット1800」という、ポケット版の英単語帳を購入しました。本を読んで、何でも良いですが、行動を起こせたということに感謝しようと思います。笑
18 th in January / 18 th in 2024