先日読んだ「リボルバー/原田マハ」
「ゴッホの死」をテーマにしたミステリーです。
とても引き込まれて読了しましたが、どれが真実でどれがフィクションなのか、よく分からなかったので、少し勉強して見ようと思い、手にとってみました。笑
ゴッホは1953年に生まれ、1890年の37歳没。
800点を超える絵画と1000点以上の素描を残したが、生前に売れたのは1点のみ。絵の道へと進んだのは27歳。弟のテオが勧めた。その責任を感じたのか弟は死ぬまで経済的に支援する。
少年時代より気難しく複雑な性格は、成人してからも社会的順応性がますます欠如し、周囲との衝突ばかり。まともに相手できるのは、弟だけで親との喧嘩も絶えません。
周りとはろくに口も聞けない、奇行を繰り返す男が、30歳を目の前に、絵描きになる。
単純に変な人です。笑
身近にいたら大抵の人は、避けたい人物でしょう。笑
本書ではゴッホの病気を『癲癇(てんかん)の一種と、鬱病が併発している状態』と記述されています。聞いただけで、おっかないですね。笑
そんな男がゴーギャンと2人で暮らします。
誰がどう考えても、うまくいくわけがない。笑
どうしてそこまでたどり着くのかが理解できない。笑
「リボルバー/原田マハ」の中では、
弟のテオが、ゴーギャンに対して
「兄貴はおっかねぇ〜ので、なにすっかわがんね」
「そんとぎは、これでワレを守っとがん」
こんな宮古弁ではありませんが、こんなことを伝えて銃(リボルバー)を渡します。
「リボルバー」のネタバレになるので書きませんが、
ゴッホの生涯を語る上で、
ゴーギャンとの共同生活がターニングポイントになることは、なんとなく理解することが出来ました。
ゴッホ関連の書籍は腐る程ありますが、「1テーマ5冊でランクA」を守って、あと3冊程度は読みたいと思います。笑
16 th in August / 232 th in 2023