未来は決まっており、自分の意志など存在しない。 心理学的決定論 / 妹尾武治


「自由意志」とは神が仕組んだ「罠」だという。我々は扱える情報量の多さに応じ、自由な意志を持っていると錯覚させられている。

人間の心は、植物や、犬や猫の心よりも複雑で、多くの情報を操れる。

その基盤として脳を発達させてきた。

情報があり決定する意志であり、

それを複雑に操れるはずであり、

それは神の存在に近づけることを意味する。

だから神は、情報の操作に長けている生物には、

その度合いに応じて、複雑な「自由意志という錯覚」を与えたという。

本書は著者自信が「トンデモ本」というだけあって、

とても難解でした。笑

著者の悲惨な自殺未遂経験が書かれてありました。

幼少期の辛い記憶や、奇怪な行動も描かれています。笑

「思考」は「無意味」であるが、

「思考」は納得しない「結論」である。

「思考」が行う論争では決着するわけがない。

「思考」を「否定する結論」を、

「思考が思考を使い」受け入れる事は出来ない。

著者は、自分で自分の結論を受け入れられないようです。

私はもう、酒を飲むという解決策しか、浮かびません。

しかし、これは神が選んだ選択肢です。笑

12 th in July / 195 th in 2023