日本銀行「失敗の本質」/ 原真人


「アベノミクス」という

政府の赤字は日本銀行に紙幣を刷らせて解決する政策。

「アベノミクス」は成功であるかの様なムードに、

筆者は自分のおかしいのでは無いかと不安になり、

様々な信頼できる有識者に意見を聞いたところ、

ほとんどがアベノミクスや異次元緩和を

「危うい政策」と見ているのに、

なぜ警鐘が鳴らされないのか。

批判を許さない抑圧的な体質。

それはまるで戦時中、国民を全員洗脳したときと

同じ様な状態では無いかと警笛を鳴らしています。

日銀の異次元緩和、マイナス金利、長短金利操作。

これほど日銀総裁の人事に口出しした総理はいなかった。

「黒田バズーカ」に代表されるような、日銀の異次元緩和や、政府の財政政策の行き着く先には、どんなことが起こるのか。

消費者物価の上昇率はずっと0%台で推移し、

目標の2%にはほど遠い。

2019年発刊の本書ですが、

ここ1年の局面でインフレ傾向にある状況です。

ニュースななどでは「ウクライナの戦争の影響」と、

そんな単純なことばで片付けようとしているが、

本質はどこにあるのか。

日銀は国債を買いまくり、その保有割合は50%を超え、

ETFを毎年6兆円も買いまくる。

日銀に関する本は何冊か読んでいますが、

本当にやっていることがメチャクチャなのは、

誰でも理解できると思います。

しかし、まだこうやって平和に暮らしていることに、

感謝したいし、これからも継続できるよう

祈るばかりです。笑

19 th in June / 168 th in 2023