あやしい求人広告、応募したらこうなった。 人気バイトの裏側「実体験」ルポ / 多田文明


「絶対ダマされない人」ほどダマされる/多田文明

迷惑メール返事をしたらこうなった。 詐欺&悪徳商法「実体験」ルポ /多田文明

に続き、著者3冊目。

誰にでもできる仕事で、比較的に受かりやすいと思われる求人募集に片っ端から応募して、面接に実際出向き、採用されればそのままアルバイト。

実体験をもとに書かれたルポです。

ライターだけでは食っては行けないとはいえ、

モノ書きの執念は本当に凄い。笑

私が読んで思い浮かぶものでも、

著者の迷惑メールに返事をしてみるものから始まり、

日雇い労働者になってみるのもあれば、

交通誘導員になったり、

罰金を払わないで刑務所に入ってみたり。

原発の作業員になって実際現場で稼いでみたり。

自分の体験や経験を書籍にするのではなく、

書籍化するためにその世界にあえて飛び込んでいく。

軽作業という名の過酷労働、警備員、マンション清掃員、行政書士補助作業、チラシ配り、着ぐるみバイト、芸能エキストラ、コールセンター。

印象的だったのは「芸能エキストラ」だろうか。

求人の名を使った「人集め」

採用はするが「研修費」という名目でお金を取られる仕組み。

これは他の仕事でもあった手口ではあるが、金に困って応募している人から、足元をみてお金を取ろうとする。

悪いことを考える人は、色々と考えるものです。笑

求人募集にはいろいろな面で「怖さ」も潜んでいるが、「情報をしっかり見極める目」を持つことができれば求職活動に役立つ。と著者は言う。

著者はネタのために、不安でもあえて飛び込んで行く姿勢があるから出来ることでも、自分が求職者の立場になったら、おいおい、それは行かないでしょ。という場面がたくさんありました。笑

アルバイトを探す時が来る時があるのは、強く、強く、望みませんが、そのときは本書を参考にしようと思います。笑

01 th in May / 107 th in 2023