「労役」とはスピード違反や交通事故の罰金を払わない者を、刑務所などに留置し、罰金額に応じた労働を課す制度。その対価は1日5000円らしい。
元新聞記者の筆者は、埼玉県警に飲酒運転の罪で検挙され、25万の罰金を言い渡される。「25万払うくらいなら、労役で刑務所に入って、その実態を余すところなく観察してやろう」罰金を徹底的に踏み倒すことを決めた。
そして川越少年刑務所に留置された辛い50日間。
(1日あたり5000円で25万円分)
懲役受刑者と同じ服を着て同じ物を食い、同じように鉄格子のある部屋に閉じ込められ、刑務官に監視される。
労役場に留置される者は、懲役受刑者に準じた扱いを受けることになっている。
2000年度には罰金刑を受けたうち300人に1人が労役場留置されていたのが、2008年度には、5倍の60人に1人いるという。
もはや、労役は他人ごとではないという。
労役場に留置されるまでの1年余りと、川越少年刑務所に労役受刑者として留置された50日間、さらに刑務所を出てからしばらくの間のことが記されています。
刑務所の中を伝える本は過去にたくさん読みましたが、
ムショに入る理由がルポを書くためということだけあって、
とても「労役」について詳細に知ることが出来ました。
Amazonのレビューでこんなことを書いている人がいた。
来週から労役に行って来ます。初めての経験なので参考にしようと思い読しました。なるほどこう言う物かと参考になりました。
かと言えばこんなレビューを書いている人もいた。
労役は刑務所の一部しか体験出来ません。読み物としては面白いですが、ムショを語るには労役じゃあね。って感じです。
刑務所の世界は深そうです。
昔に読んだ刑務所関連本でも読み返して見ましょうかね。笑
13 th in April / 84 th in 2023