人を採用することは大きな投資であり、採用の目的は会社に利益を出すことであることを忘れてはならない。
早く採用したい、妥協して採用することが採用失敗の最短ルートだという。
採用にはもちろんコストがかかり、入社後も教育などに人的資源を浪費するため、本来のパフォーマンスを落とし、間違った採用という投資をすると浪費や機会損失を招くことになる。
長期的な観点で考え、採用には慎重に取り組む必要がある。
採用に失敗するくらいなら、人材派遣を活用することも一つの選択肢であり、採用による人員補充に固執する必要はない。
応募者数が多い方が良いというのは間違った考え方であり、応募者数だけで採用の成功を判断することはできない。採用活動は、等身大の会社を正確に伝え、求める人材像に合った応募者を選ぶことが重要。
「人による赤字」という概念を考えるべきだと著者は説いています。
本来、利益を増やすための投資なのに、採用した人員が賃金に見合うパフォーマンスをしてくれない「人による赤字」になると経営を圧迫する。採用の失敗は新たな採用を創出できないという、目に見えない損失も抱え込むことになる。
採用の本来の目的である「利益を出すため」の採用ということを、忘れてはならない。
採用成功の秘訣は「採用の準備に時間をかけること」だという。
「採用は準備がすべて」と言われるほど重要なのに、これまで声を大にして言う人は少なかった。
エピローグでこのように書いてありました。
最後に私から、お願いがあります。この本をここまで一気に読んでしまったのであれば、明日から一週間かけて再度、読んでいただけませんか?
採用目的から失敗の損失。
採用活動と面接官や担当者の損失。
書類選考から面接質問テクニック。
面接シートを使わないリスキーさ。
採用基準の重要性など。
たくさん学ぶことが出来たので、明日からとは言いませんが、採用関連をあと5冊くらい読んでから、読み返してみたいと思います。笑
14 th in March / 63 th in 2023