医師であり経営学修士でもある著者が
経営者や人事担当者が直面する、
「人」に関する問題について、
データや心理学に基づいて解析。
原因と対策が数多く書かれています。
離職の原因として重要視している「マイナス感情」
その蓄積プロセスを解き明かし、
組織改善のために必要な方法を具体的に解説してありました。
働き方改革に代表されるような、
プラスの要素は「マイナス感情」を減らせず、
離職を食い止める効力はあまりないどころか、
「マイナス感情」を増やす原因にもなると言う。
転職の情報がはびこる現代社会で、
優秀な社員が定着しないことに悩んでいる、
組織の経営者や人事労務担当者、
活気ある生産性の高いチームにしたい。
そんなふうに感じている私も含めたリーダーには、
心に刺さる言葉が満載だと思います。笑
会社に対して強い不満や不安を抱きながらも、
転職先が見つからない。
職場に居続けることで安定した収入を確保できる一方で、
やりがいや充実感を感じられないため、やる気が低下。
特に向上心が高くなく、優秀でもないが不満はない。
それを称して「ぶら下がり社員」と呼んでいます。
その対策は「コミュニケーションを活発化」「評価制度」「福利厚生・環境整備」「スキルアップの教育・研修の充実」「組織のビジョン共有」だという。
はたして自分はどれくらいできているのか。
自己嫌悪です。笑
なにか違う関連した本も、読んで勉強したいと思います。
6 th in March / 55 th in 2023