彼女のSEX/家田荘子

あなたのセックスは、本当にいいのか。

それともよくないのか? 

気になりませんか?

大抵の人は気になるだろう。笑

ひょっとしたら、みんなとは違うかもしれない。

自分のセックスのことは、なかなか他人に話せない。

著者が普通の女性に「セックス」の実態に迫る。

25人に取材をしたやり取りが書籍化された内容です。

OL。大学生。キャリアウーマン。フリーター。

彼女たちは、恥ずかしがりながらも、元気にそして明るく話してくれる。

好みがあり正確に答えを出せない料理でも

たくさんの人に試食してもらえるからこそ、

良し悪しを評価することができる。

しかしセックスの場合、料理の様にたくさんの男性に味見してもらうわけには行かないし、カラオケのように、点数が出てくるわけでもない。

著者も若く男とSEXをするようになった時、

「とても誰かに相談したかった」という。

しかしまわりに経験者は、ほとんどいない。いたとしても単なる知人程度。とてもセックスの話など持ち出すことが出来なかった。

今思うと純粋で(心が)かわいかった。あの時代に経験した苦悩が、私を取材へと走らせたという。

本書で取材した女性は25人。

そんな女性が語るセックス談義。

詳細については何も書きませんが、

「鶴光のオールナイトニッポン」を楽しみにして、

聞いて興奮し、週明け同級生(高校教師になった友人も含む)とその話題で盛り上がっていた、

同じ人間と思えないくらい。

老いて、汚れている自分なのだろう。

そんなことを考えさせてくれる1冊でありました。

10 th in December / 356 th in 2022