夫婦問題カウンセラーとして活動している著者。9年で約8000人の悩み相談に携わっているという。お金を出して、夫婦の問題を相談しに行く人が、そんなにいるのだろうかと、疑問を少し抱きつつ、なにか夫婦関係の参考になれば。そんな風に思って読んでみました。笑
過去は妻からの相談が圧倒的に多かったが、年々夫からの相談は増えているという。目立って増えてきている相談内容は、妻の「暴言や暴力」で、特に妻から受ける「言葉の暴力」や「嫌がらせ」に対して心身に影響が生じるまで我慢している夫も多く存在するという。
そんな妻の種類には4種類ある。
GPS型妻
仕事中だとわかっているのに何度も電話やLINEをしてくる。常に夫の行動を把握していないと気がすまなかったり、不安になると、思いもよらぬ過激な行動をとったりする
マイペース型妻
人のことは考えず自分中心に物事を判断し、そのときの気分や感情で言動が変化する。
上司型妻
妻が夫に「話を聞いてほしい」と思うのと一緒で、夫も妻に「話を聞いてほしい」と思っている。しかし、夫の話すことに、ことごとく否定的な言葉を投げかけてくる。
暴発型妻
ぶったり蹴ったりするだけでなく、物を投げつけて人を傷つけようとしたり、日頃から抑えていたうっぷんを爆発させ、夫の人間性を否定する暴言を吐いたりする。身体的な暴力だけではなく、いきなりキレるなど精神的にダメージを与える場合もある。
4つの妻タイプ別に、性格や行動パターン。よく使うフレーズ。才能と長所や足りないもの。付き合い方や人間関係。夫への願いはなんなのか。どんな時に理不尽になるのか。どんな時キレるのか。
それらを踏まえて、付き合い方と対策について、ツラツラと書かれています。
自分の嫁はどうなのか。あの人の嫁はこのタイプだ。自分のエピソードはもちろんですが、友人から聞いた夫婦ケンカのエピソードなど、紹介されている事例に当てはめながら、冷静に分析することが出来ました。笑
著者は4タイプに当てはまった妻が「悪い」とか「良い」という判断をするための本ではないし、夫たちへ説教するために書いた本ではない。この本を書いた最大の目的は「家族」という「チーム」を最強なものにして、みんなが幸せになることだと説いています。
私もハンセンとブロディの様な「世界最強タッグ王座」目指して精進しようと思います。笑
19 th in November / 324 th in 2022