実録 最底辺の女たち

先入観で「最底辺」=「貧困」をイメージして読み勧めましたが、そうではなかった。著者自ら、テレクラや掲示板から始まり最近話題の出会い系やマッチングアプリ、出会いカフェなど。20年以上もの年月で出会った変わった女達を紹介しています。

イメージ通りの「貧困」を抱える女子は確かに多い印象はありましたが、女の事情が複雑すぎて、田舎モノの私はタダタダ愕然とするばかりでございました。笑

内容はとてもエロくディープな内容ですが、文章が小気味よくて面白く、とても興味深く読ませて頂きました。

・数千円で自宅売春を繰り返す、超絶無気力な貧困女子

・借金の利子を体で払う、バツイチシングルマザー

・ママ友のランチ会前に経費を捻出する主婦

・イケメンを毎朝誘惑する、超絶欲求不満の地方妻

・いきなり手作り弁当を持参する結婚願望が強すぎる女

・田んぼのあぜ道なら安心という、田舎エンコー娘

・男を次々とゴミ屋敷に呼び込む、不衛生な女

・自宅近くで売春する貧困婆さんのささやかなる野望

・痛々しいほど「ブス」を売りにする女の正体

・初デートで6千円の蜂蜜を買わせる意識高い系底辺女

・耳が聞こえない自分を売りにする女

・安全な場所は墓地という信念の女

・ナマはタダでゴムは有料という鶏ガラ女

どんな女がが居たっけな? そんな風に思い目次を読み返して何人か書き出してみましたが、酷さが少しでも伝わるでしょうか。笑

次から次へと現れるすごい女性に驚愕しながら、欲望と好奇心で挑んでいく展開には、ただただ感心する内容です。

そして緊迫感あふれる文章なのに笑えるという、素晴らしい読み物だったということで、細かい感想は避けておこうと思います。笑

22 th in October / 290 th in 2022