垣谷美雨さん、マイブーム到来です。笑
４０歳を目の前に思わぬ妊娠に苦悩する、旅行代理店で働く主人公。お腹の子の父親は28歳のイケメン部下。様々な条件と恐怖から本人には言えない。田舎の母親やパワハラ上司、不妊治療に悩む同期にも同様。産むのか、産まないのか、言うのか、言わないのか。
シングルマザーで仕事はどうする。結論が出せずに悩む主人公だったが、田舎の同級生やかつて不倫していた上司、兄のブラジル人妻、仕事と子育てを両立する同僚など、少しずつ味方が現れて、揺れながらも、気持ちは固まっていく。
とても目まぐるしいですが、個人の感情表現から垣間見られる社会問題すら感じます。
未婚の母は私の周りに存在しない。もしそんな人が現れたら。きっと主人公の嫌がるタイプの人間に自分はなってしまうのでは無いだろうか。
私はもちろん男なので、子供は生んだことは無い。笑
「女が身籠る」という、覚悟から願望、苦境に向かっていく強さなど。とても真似は出来いだろうし、物語の登場人物の様に応援は出来ないだろうと思う反面、現在の社会に根付いている問題など、とても考えさせられる内容でありました。
戸籍だけの父になってもいいという「和尚」
かっこよすぎます。笑
1 th in October / 269 th in 2022