柿谷美雨さん、実は2冊目。本書の前にもう1冊読んだが、面白すぎたので2冊目を即ポチりそのまま読了。こちらの方からアウトプット。笑
ニュースで流れる、高齢ドライバーの事故。78歳。父親も同じ歳になる。「うちの親父に限って」とは思うもの、妻と話しているうちに不安になってくる。夏に息子と帰省したとき、父親に運転をやめるよう説得を試みる。通販利用や都会暮らしのトライアル、様々な提案をするがいずれも失敗。そのうち自分の将来が気になりだす。
高齢者ドライバー。少子高齢化や過疎化。都会の人間関係、サラリーマン人生、定年後など、タイムリーな社会問題を次々に物語に組み込んで、とても内容もわかりやすく、様々な人々を絡めながら進む娯楽小説。最後は素晴らしいほどのハッピーエンド。
主人公が50代の男性。田舎出身という共通点はありますが、これほど共感できた小説があっただろうか。そんなふうに思えるほど、感動レベルでございました。
こんな人にオススメしたい。
- 親に運転を辞めさせたい。
- 都会暮らしの将来に不安を持っている。
- 自分の息子との関係に悩んでいる。
- 定年後の自分に不安を持っている。
- 妻との関係に悩んでいる。
- 子供の教育について悩んでいる。
- 田舎暮らしに憧れている。
- 事業を始めようか悩んでいる。
- 親との関係に悩んでいる。
パッと考えてもすぐこれくらい、簡単にあげれます。
すごくオススメ出来る内容です。とても、感動できる読書をありがとうございます。著者に感謝したいと思います。笑
30 th in September / 268 th in 2022