わたしは愛される実験をはじめた。/浅田悠介

冴えないアラサー女性の主人公。

長らく付き合っていた彼氏といよいよ結婚か。

そんな矢先にフラレてしまう。

新しい恋愛をしようにも、恋愛のしかたがわからない。

合コンもうまくいかない。

途方に暮れているとき「ベニコ」と名乗る謎の女性と出会う。

「恋愛認知学」というベニコ独自の恋愛のいろはを学ぶことになる。

女性視点で書かれていますが、私が読んでも「なるほど」「そんなテクニックがあるか」そんな風に思うことだらけ。

「会話術」から始まり「脈ありサイン」「LINE術」など。

女性にこんなことをされたら、私など簡単に恋に堕ちそうです。笑

「人生を変えるのはリアクションではなくアクション」

「ベニコ」が主人公に説いてくれます。

受け身では無く、自ら行動をする方が幸運になる。

恋愛関係に限らず、たしかにそういうことは多い。

妙に納得です。笑

著者は「恋愛の教科書」を作るくらいの気概で書いたと、あとがきでも書いていますが、けして大げさでは無く、自分もこんな本を10代で読めていたら、すこし違う人生になっていたのではないか。そんな風に思えるくらい、これから恋愛する人、したい人。出来ない人にも読んでほしい、そんな1冊でありました。

16th in July / 196th in 2022