国債を刷れ!国の借金は税金で返せのウソ/廣宮孝信

国の借金が過去最高。国民1人当たり○○○円の借金。

テレビや新聞などで将来に不安を与えるような言葉で紹介される。

こんな論調は私の子のころ、40年以上前からテレビで言っていた記憶がある。

しかしここ40年以上、国の借金は増え続けているのに、何も変わらない。笑

メディアではあまり紹介されないが「国の借金が過去最高」なのは日本だけでは無いと言うか、先進国なら当たり前。

「国の借金は税金で返さなければならない」というのがウソだと言う。

国家の収入源には「税収」「公営事業の収益」「保有資産の運用益」

それに加えなければならない、メディアでは語られない重要なものがある。

それが「通貨発行益」

確かに、そんなことは考えたこともなかった。

政府が直接紙幣を発行することはできないことになっているが、

日銀が政府に代わって間接的に行っている。

日銀が国立印刷局から紙幣を調達する費用は券種(千円、五千円、一万円)によらず1枚あたり約16円。1万円札を1枚発行する度に、日銀は9984円の利益を得る。

バランスシート上は政府が日銀に金を借りた形になっているが、実際は子会社なので返す必要も無いし、利子が増えても関係ない。

なんとも羨ましいシステムです。笑

家計で例えるなら、絶対に捕まらない「偽札を作れる息子」がいると仮定すれば良い。息子に偽札を造ってもらって、借金返済や様々な物を購入する。家計簿的には、息子からお金を借りた事になっているが、返済義務などまったくない。そんなかんじでしょうか。笑

本著は題名の「国債を刷れ」ということより、GDPを上昇させることが大事だと説いています。

国債、財務省関連、数冊続けて読みましたが、勉強すればするほどカラクリが分かって来ます。もっと様々な本を読んで勉強しましょうね。笑

15th in July / 195th in 2022