私は妻の母と同居している。
また、自分の実母とも同居してはいないが、ほぼ毎日接している。ともに80代。思いもつかないようなことが起こる。笑
それはまだ笑えるハナシなので全然問題ないが、これからのことについて参考になればと読んでみる。笑
認知症 とはなんなのか。認知症になってわかったこと。
認知症の歴史。社会や医療は何ができるか。
認知症になってしまった当事者。しかもその当事者が認知症の専門家となれば、その症状を内側から眺め、科学的に精神医学的に分析して言葉に表現されています。
「認知症」は自分も含めて生きている限り、もう避けられない身近なものだと思うことが出来た。
身近にいる年配の人達。
「年寄だから」
「ボケ ている」など、
自分も含めて見下げているような状況は存在する。
どこか心の中で「自分は大丈夫なはず」そんな風に思っている。
しかし、認知症に接してきた専門家の著者ですら当事者になってしまう。
認知症は避けることはできない。
受け入れるのみ。
自分がいま接している年配の方との関わりや、そしていつか自分にも訪れるものなのだと、そんな風に考えさせてくれる1冊でありました。
15th in June/173th in 2022