発覚しているだけで年間400億円、
1万人以上ダマされる「特殊詐欺」
電話によるキャッチセールスや
押しつけの訪問販売、
単なる「オレオレ詐欺」から
どんどん巧妙化。
急速に進化する最新の詐欺テクニックを、
著者自ら現場に体当たりで取材。
詳細に詐欺の手口から巧みさままで
事細かにまとめられたルポになっています。
むかしは都会だけでしか成立しなかった
詐欺手口でもネットの普及により
距離の垣根はなくなりつつある。
ダマされる=特殊詐欺
そんなイメージが湧くがそれだけでは無い。
内職、副業で誘い「後出しジャンケン」
過剰なサービスをして負い目を追わせる「プレゼント商法」
オリンピックに代表される様な「イベント便乗」
個人情報流出という嘘から初める「ソワソワ贈呈」
家族全員ネット通販利用で成立する「送り付け商法」
露見しにくい「出会い系詐欺」
その他、「今風キャッチセールス」「ギャンブル詐欺」「二次原野商法」
狭く深く進化する「なりすまし詐欺」など。
テクノロジーが進化すれば、
新たな詐欺手法は残念ながら登場する。
いま自分は年寄りでは無いから大丈夫。
その様に思っていても、
新しいテクノロジーの追随するのを諦めたとき。
それは詐欺の被害に合う確率が上がっているということだろう。笑
詐欺被害にあわないよう賢くなる必要があるのではないか。
いつ、自分が被害者になるのではないか。
筆者は取材する立場でありながら、
「色仕掛け」に引っかかりそうになったことがあるという。笑
読めば読むほど怖くなる本でございました。笑
16th in March / 98th in 2022