ヤバい現場に取材に行ってきた!/石原行雄

日曜日のAMにTBSで放送している、

「サンデー・ジャポン」

KAT-TUNの元メンバーの田中聖。

覚せい剤で捕まったニュースを紹介していて、

覚せい剤の恐ろしさを解説をしていた著者。

そんな理由でKindleで検索。笑

もう、読む理由は何でもいい。

キッカケがあれば何でも読む。笑

気軽に手に取ったのに・・・

おもろすぎた。笑

取材記者、ルポライター。呼び方はいろいろあるが、

自らは「プロの野次馬」という著者。

違法、立入禁止、危険、不可解、ダークな現場。

声が掛かれば、興味があればどこにでも行く。

爆弾テロの現場から始まり、

右翼の抗議デモ現場。

大麻栽培現場やドラッグ密売現場。

ゴミ屋敷の女。

海外プロの物乞いの手口。

少女買春、婚活パーティ、アレフ東京道場。

エロ本撮影現場。

闇のデリヘル待機所など盛りだくさん。

そして「まやかしの劇場空間」という

題名で紹介される「北朝鮮」

すべてがおもろすぎた。笑

著者の文章にはすごく引きつけてくれるエッセンスがある。

会ったときに受けた第一印象を日本の有名人に例え、

その後の文章では、その有名人が代名詞になる。

北朝鮮で案内した女は「藤本美貴」

ミキティーがガムを噛みながら「北朝鮮」をエスコートする。

宿泊先では必ず隣の部屋に泊まる。笑

ドラッグの密売人は「アンディ・フグ」

婚活パーティで遭遇する「平原綾香」は顔が伸びた感じ。笑

アレフ東京で門前払いされるが、

孫正義に尾行される。笑

文章に顔がイメージ出来るので非常に想像力を

刺激してくれます。笑

日本は平和で幸せなところではあるが、

ダークで絶対報道されない世界が存在する。

それらの言葉が最前線から発せられているような、

そんな感覚を感じさせてくれる。

そんな1冊でありました。

読み物として、素晴らしく面白い。

この本との出会いは

「サンデージャポン」がくれたけれど(笑)

著者の違う本も読んで見たいとおもいます。

83th in 2022