原発関係の本は大分読んだ。
しかしそれらは「震災」というキーワードのもと
主に福島原発の復旧や避難住民に関するもの。
それが大半を占める内容の本でありました。
そんな本を読んで最後に感じること。
こんな事をしていて大丈夫なのか。
現在の状況をコントロール出来ない、
そして将来に対して不安だらけの原子力。
自分はそんなことばかり考えていたけれど、
実は間違っているのでは無いか。
そんな事を考えさせてくれる1冊でありました。
原発反対、再稼働を許すな。
そんな事を思っている人には是非読んで欲しい。
最近もてはやされる再生可能エネルギー。
それがどれだけ非効率なものなのか。
燃費の悪い車だけど環境に優しいらしいから、
値段は高くても買ってあげてね。
そんな構図が見え隠れする。笑
福島の原発事故で犠牲者は何人いるのか。
放射能の影響により死んだ人より、
大気汚染により死んだ人の数が圧倒的に多いという。
更に初めて聞いたことではあるが、
石炭による発電は結構な量の放射能を放出するという。
実際、石炭による火力発電に頼る国では
高い放射線量を発しているという。
著者は飛行機を例にしている。
飛行機は危険だから乗らない。実際は車の方は事故に合う確率は高い。実際、9.11の後、飛行機に乗るアメリカ国民は激減し、交通事故による死者の数も増大したのだという。
原発は危険。火力に頼べき。
そんな事により大気汚染は進み、それを起因とする死者は放射能うんぬんなどとは比較にならないという。
危険だから。将来のために。
そんな綺麗事を言っているような
自分も含めた現代人。
実際、恩恵は受けているのだから、
少なくとも仕組みを理解するべきだし、
マスコミの論調に左右されない程度の
知識は身に付けるべきだろう。
そんな事を痛感させてくれて、
大変勉強になりました。笑
82th in 2022