存在しなかった男 警視庁捜査一課田楽心太の事件簿 /大村友貴美

著者は岩手県釜石出身らしい。

そんなこともあり読んでみた。笑

主人公は合コンで知り合った男とスピード婚。

ハネムーンの帰路につく飛行機で、男がいなくなる。

失踪なのか、事件なのか。

主人公の女は思いつく順番に手がかりを求める。

そして、真実を知ろうと求めるほど、

自分が結婚しようとした男は知らないことだらけ。

そんな男と結婚しようとしていた自分に

やりどころの無い感情や自己嫌悪。

そして男は遺体で発見される。

ストーリーはどんどん複雑化していく。

おおお・・・

そう来ますか・・・

と、いう展開でありました。

文章だからこそより考えさせられる、

上手く出来たトリックです。(笑)

主人公の父は八幡平市安代で家具職人。

旦那の実家が五所川原。

第2の殺人現場は安比高原近くの国道待避所。

風景が少し想像できることで、

楽しめる部分はありましたが・・・

いつか、五所川原で「しじみ汁」を食おう。

そんな風に思わせてくれる1冊でありました。笑

https://190dai.com/2022/02/01/2022年2月まとめ/