裁判官の爆笑お言葉集/長嶺超輝

著者は7回司法試験失敗であきらめ、

現在はライターの傍ら裁判傍聴に通う。

こんな罪ならこんな罰という暗黙の了解があるのだという。

ただそれを超える何かを加害者に伝えたい時、

裁判官の良心や葛藤を言葉にして

判決文に付け加えるのだという。

この本には実際裁判を傍聴し、

裁判官が発した言葉が100個くらい集めらています。

その中には誰もが知る芸能人の裁判もあったりと。

非常に興味深いものでありました。

「爆笑」というタイトルがついていますが、

けして笑えるものではなく、

裁判官も同じ人間なんだな。

そんなことを考えさせてくれる1冊でありました。