離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由/アルテイシア

20代は「いつ死んでもいい」そんなふうに思い
「人生の辛さを忘れたくてシャブを打つ」
そんな感覚で、酒を飲んでは無茶なセックス三昧。

オタクな格闘家と結婚した後も、母の変死。
父の自殺。弟の疾走。父の借金騒動。
子宮全摘出と波乱だらけ。

それらを面白おかしく、
そして下ねた満載です・・・笑

鼻くそをほじったときにティッシュが無いと
喰ってしまおうかと思うくらい、
めんどくさがり屋の著者。

子宮全摘出したということで、
世の女性に対し不安に思ったらちゃんと病院に
行くことについて説いています。

恥ずかしいので躊躇するかも知れない。
患者にとっては1つの穴かも知れないが、
医者にとっては何マンコと見飽きた穴であり、
王将の店員にとっての餃子の様なものである。
是非、検診に行って欲しいという。

子宮摘出する際、医者に予め頼んだという。
「とった子宮を見たい。触りたい」

実際見た自分の子宮は
「産地直送☆宮崎地鶏」の様だったという。笑

子宮を摘出したことにより周りから
かけられる言葉。心配? 同情?
それに反して本人から出る言葉は
「とったぞー!ヒャッハ!!ノリノリ!!」
「生理来なくてサイコウ!!」
「子宮をとってもビッシャビシャ!」

面白おかしく下ねた満載で語られています。
最高笑わせていただきました。笑

夫婦の形に正解は有りません。
夫婦ごとにいろんなカスタマイズを加え、
本人同士が幸せならそれでいい。
子供を作るのも作らないのも本人の意志であり、
周りからどうこう言われることでは無い。

とてもハチャメチャでトラブルだらけで、
自分の夫婦生活とはなにもかも違いすぎるけれど、
こんな形の「幸せな夫婦像」
とても素敵に思えました。

そして何より旦那さまが素敵すぎます。
オタクで格闘家。
趣味は恐竜。鳥も好き。死んだら鳥葬希望。
父の会社が潰れた原因は「プラザ合意」という信念。
借金取りが来たら刀で首を斬るとすぐググる。
妻への誕プレ候補は「斧」
叫びながら振り回せば最高の防犯グッズになるという。

著者にはもちろん興味が湧く感情はありますが、
この本を読んだ大抵の人は
旦那さんの素敵さに心奪われることでしょう。笑