夢をかなえるゾウ4_ ガネーシャと死神/水野敬也

夢をかなえるゾウ

1から3までは、だいぶ前に読了済みでしたが、

何故か「4」は読んでいませんでした。

「4」は死神がテーマということもあり、

暗くて笑えないんじゃないか。お涙ちょうだいじゃ無いか。

そんな風に思っていたので避けていたようなところがありました。笑

しかし、最近。

終末医療をテーマにしたものや、ガンなどの闘病をテーマにしている本を読んだので、読書の連鎖的な感じ?笑

そう思い、手に取りました。

結論から言うと・・・「お涙頂戴」でした。笑

詳細についてはネタバレになるので書きませんが、

病になり余命と向き合う中。

「死」と向き合うために、ガネーシャと死神が「教え(課題)」たくさん説いて(出して)います。

1から3同様、その教えはユーモアたっぷり。

そして・・・とても深い。

「自分は、体っちゅう従業員をないがしろにしてきたブラック企業の経営者やで」

「死の恐怖とは、お前達が死を嫌い、遠ざけたことで生まれた『副作用』というわけだな」(これは死神)

「無いから、苦しいんやない。奪われたから、苦しいんや」

「自分が描いた未来は実現出来へんかもしれへん。そんで、今、実現出来へん夢だけ見てる。でも、自分はすでに、たくさんの夢を実現してきたんちゃうか?」

「自分は未来に縛られすぎて、これまで夢を叶えて来た自分を忘れてもうてんねん」

「みんな、本当はたくさんの夢を叶えてきてんねん。でも、周りと比べて『たいしたことない』て思てもうたり、叶えた夢に新しい夢を上書きしてもうたりして、なかったことにしてもうてんな」

夢を手放すための課題

「かなえて来た夢を思い出す」

1から3には登場しなかった課題が出てきます。

そして「死」に対し考えさせられます。

1から3同様、「最高笑える自己啓発」

傑作だと思います。笑

エピソードも前から繋がるコトがたくさんあるので、

4冊セットで読むことを強くおすすめします。笑