大学の食堂で著者は人生を大きく決定づける、
ある会社の求人広告を目にした。
「これをよむことができたらせつめいかいにきてください!」
ひらがなだけの不思議なメッセージ。
株式会社リクルートの出会いだった。
日本生活のスタートはリクルート事件真っ只中。
業績の落ち続ける会社を内部から。
本社総務部。新入社員。
電話対応すら出来ない日本語がわからない外国人。
そんな視点で描かれています。
そんな日本での生活を通じ、自分の文化との違い。
日本の良さを発見。いろいろ指摘しています。
感謝の言葉が豊か。
クラクションがならない。それは想像力が豊かで、気付いていないだけで、知らす程度で大丈夫。
目立たない努力がかっこいい。
アピールすることが苦手なのでは無く、結果で見せる事が良いことだと思っている。
日本人の謙虚は、まちがいなく日本人の長所。
日本にいて当たり前と思っている、落とし物を届けるなど、外国人から見れば信じられないような驚愕の事実。
ダメ元でやるという究極のプラス思考・
ほんの一例ですが、このようなことがたくさん紹介されています。
すばらしき国、ニッポン
〜外国人が驚いた、日本人の美徳〜
早坂隆
同様。
日本はもっと、自分が思っているより素晴らしい。
一人の日本人として、誇らしく。
そして日本人で良かったと思わせてくれる。
そんな1冊でありました。