君と会えたから・・・/喜多川泰

本屋の息子である主人公。

頼まれた店番。

そこに訪れる少女。

生まれる好意。一目惚れ。

本屋の息子なのに、読書は全くしない。

そんな主人公。

少し不順な動機で、人生を変える一冊に出会う。

同じ時期に、同じ本を読んでそれに共感し合う。

それが男女の恋心に、加わる付加価値。

自分の青春時代、こんな素敵な出会いがあったら。

そんなことは思うけれども、

羨まうことを出来ない。

そんな、悲しすぎる結末。

淡い初恋。

そんな中で展開される自己啓発。

そして急展開。

自分の生きている日常に、感謝。

かならず決まっていることは「いつか死ぬ。」

人に本を勧められても読めない人。

そんな自分のコンプレックス。

そんな風に思っている人に読んで欲しい。

そんな一冊でありました。