東芝解体 電機メーカーが消える日/大西康之


大手電機メーカーは市場競争原理のもと、開発競争や熾烈な価格争いをしているものだと思っておりました。

しかし、NTTを頂点とする「電電ファミリー」

東電を頂点とする「電力ファミリー」

頂点が養護するから、指図する。

頂点が上手く舵を切れないと失速する。

iモードの成功で、スマホに舵をキレなかった「NTT」

電力自由化、そして原発事故により、

原発推進ができなくなった「東京電力」

そして、原発の存在があるため

廃炉するためのメーカーを潰すわけに行かない「経済産業省」

官民一体となった、ドロドロ感。

「東芝解体」と題名にはありますが、

表紙に書いてあるメーカーはもちろん、

様々な企業について紹介そして分析されています。

電機、通信産業全体の成り立ちや関係性。

そして世界とのギャップ。

大変、勉強になりました。

大手電機メーカー。

誰でも知ってるし、超優良。

息子や娘を入れても将来安泰。

そんな風に楽観的な考えで、

子供を就職させようと思っている

親御さんにはぜひ読んで欲しいものですね。

そんな風に思った。

“超小企業”経営者です。笑