上場している商社の社長になったばかりの主人公。
故郷の山梨の小学校のクラス会の案内があった。
今まで殆ど出たことがなかったが、還暦クラス会ということで、幹事の強引な勧誘もあり行く事に。
学級委員長を務めていた主人公は、同級の女の子に恥をかかせた事を忘れられないでいた。
いつか謝ろうとか。いい機会なので、同級会のスピーチで皆の前で、昔恥をかかせた非礼を詫びる。すると相手は、それは誤解で詫びることはない、あなたは正しい、という。
主人公は心の詰まっていたオリが解け、ホッとするが、彼女の咄嗟の演技だったのではないかと暗雲のように疑念が湧く。
ちょっと青春の淡い思い出と、還暦というキーワード。
自分も身近なのか。笑
同級会でも企画しようか。そんなことを思う。笑
青春の思い出と主人公の会社で並行する会社のCSR
企業の社会的責任と、自分の家族の境遇や、
自分の学生時代の体験が錯綜する。
何気なく手に取りましたが、
一企業の代表者として見ると、
とても考えさせてくれる1冊でありました。笑
28 th in May / 134 th in 2023