石原結實さん「空腹はなぜいいか?」に続き2冊目。
食べ過ぎはありとあらゆる病気の患者を増やす。
満腹時は免疫力が落ちその力を発揮しないという。
血液中の白血球も栄養を必要としないので、
本来の働きをしない。
空腹の時は、血液中の栄養状態も低下し、
白血球も充分に栄養を摂れず空腹になるので、
バイ菌やアレルゲン、ガン細胞を貪食、
処理する能力が高まる。
つまり、空腹時は体の免疫力も活性化する。
なるほど。笑
白血球の食欲に例えると妙に納得する。笑
著者は1日1食で十分。
あとの2食は無駄どころか健康を害すレベルだと言う。
1日1食を実践しているスポーツ選手もいるくらいなので、
1食だけでは力が出ないと思うのでは、
長期間に渡る習慣でそう思っているだけで幻想レベル。笑
「1食は自分のためであとの2食は医者の糧」
そんなことわざがあると言う。笑
空腹を我慢するのではなく「体がきれいになる過程」だと
思い楽しみたいものですね。笑
この手の本には大抵、野菜をたくさん食べて肉は控えてください的なことがたいてい書いてあります。
それを健康面からではなく、歯の形状から持論を展開しています。
人間の歯は32本であり、
うち20本(62.5%)が穀物用の臼歯、
8 本(25%)が野菜や果物をガブリと食べるための門歯、
4本(12.5%)が肉・卵・魚など肉食用の犬歯。
人間は穀物を中心に、野菜、果物、海藻を摂り、肉や魚や卵はほんの少し食べるのが、体の生理に合っているという。
肉を食わないと立派な筋肉は付かないいう人がいる。
草しか食わない牛はなぜあんなに立派な肉をつけるのか。笑
この手の本にはよく書いてある。
行き着くところは「ベジタリアン」や「ヴィーガン」など。
そんなことも考えさせられる。笑
話はそれましたが・・・
著者は医学博士で現役医師。経歴から見ても自分の食生活に参考にしても良いのでは無いかと思える1冊でありました。笑
前書「空腹はなぜいいか?」もそうだったのですが
最後の方に、著者の少食推奨により病気が治ったとかのお手紙紹介コーナーや、少食健康法にあたっての主な疑問点もQ&A方式でまとめてあります。
読みやすいし少食健康法に触れたい方にはおすすめ出来る1冊だと思います。
5th in May / 137th in 2022