熊本県に「農業ドローン」で妻と2人の子どもを養う男性がいる。
農業ドローンオペレーター佐藤さん。
著者は本人ではありませんが、
取材した仕事の内容からそれに至るまでの経緯。
様ざまな事柄について書かれています。
1日の稼ぎは、多い日には50万円にもなるという。
農業ドローンでの仕事は「農薬の空中散布」
ドローンが登場する前までは人が農薬が入ったタンクを背負い、
直接田んぼの中を歩き、農薬を散布していた。
想像を絶するほどの重労働だという。
農薬が入ったタンクは
散布装置のエンジンと合わせて20kg近くにもなり、
足元はぬかるんだ泥水。
炎天下のなか農薬を吸い込まないようマスク。
ひたすら田んぼの中を進み続ける。
健康な男性でも3〜4時間。高齢者だと丸一日かかるという。
毎年、多くの方が亡くなっている。
作業中に熱中症で倒れてしまう。
前のめりに転んでしまいタンクの重みで起き上がれずそのまま窒息。
稲だけでなく、麦や大豆には既に無くてなならない。
野菜や果樹など有効的に利用できるものはたくさんあるが、
まだドローン用農薬の開発が間に合っていないという。
林業やゴルフ場。ビニールハウスや太陽光パネルのなど。
アイディア次第で可能性はまだまだ広がる。
身近に詳しい人がいるので、
知っていることだらけだったけれども・・・笑
あらためて文書にされたものを読むことにより、再確認出来る。
そんな1冊でありました。笑
新しいことも知れた。笑
「鉄コ」
鉄でコーテイングされた種子をドローンで撒くという。
収穫量は落ちるが前処理や機械設備を
すべて無くすることが出来るので、
これから注目するべきだという。
大変勉強になりました。笑