本書は現代社会の「LGBT」運動が抱える闇について、まぁまぁ衝撃的なことがたくさん書かれておりました。共著者のジェイソン・モーガン氏と我那覇真子氏が、対話形式でアメリカの事例を基に日本への警鐘を鳴らしている感じでしょうか。
特に、子供たちが性転換手術に追い込まれる悲劇や、親を脅迫するジェンダー専門家の実態が、具体的なインタビューや事例を通じ「自由の尊重という鎧を被った闇」をとても知ることができた印象です。
メディアで語られるLGBTの「肯定的」な側面ばかりを見てきた私にとっては、この「語られざるリアル」は、まぁまぁ目から鱗ものでございました。
アメリカ・カリフォルニア州の親たちの証言。例えば、幼い子供に過激な性教育を施し、トランスジェンダーとして「変えられる」過程が、洗脳に近いものだと指摘されています。
モーガン氏の分析では、これが単なる個人の自由の問題ではなく、グローバリストによる社会破壊のツールとして利用されている可能性を指摘しており、陰謀論めいた響きを感じつつも、具体的なデータや事例がそれを裏付けているため、ただの憶測とは思えない。
一方、我那覇真子氏の視点は、日本人としての切実さがにじみ出ていて、日本で既に始まっている学校教育や法改正の動きを「恐ろしい出来事」として警戒しています。
本の帯にはこう書かれています。「死んだ娘と生きた息子のどちらがいいですか?」子どもを騙して性転換手術を迫り、親を脅すジェンダー専門家。人生を滅茶苦茶にされた人々の苦悩。
あなたの娘には性転換と自殺願望がある。そんな言葉を親に投げかけ、性転換させるが、実際は性転換してからの自殺率のほうが高いという。
クロエ・コールさんという人を紹介していました。AIに「クロエ・コールさんについて簡潔に教えて。」と聞いたら次のような回答だった。
クロエ・コール(2004年7月27日生まれ)は、アメリカのカリフォルニア州出身の保守派活動家で、元トランスジェンダーの「デトランスジェンダー」として知られています。12歳頃にソーシャルメディアの影響で性自認の混乱を抱え、13歳で思春期ブロッカーを開始、14歳からテストステロン投与を受け、15歳で二重乳房切除術を受けました。しかし、16歳頃に後悔し、17歳でデトランスを決定。現在は女性として生活し、キリスト教に改宗しています。 彼女は、未成年者のジェンダー肯定医療(ホルモン療法や手術)を「子供の虐待」と批判し、米国内の州議会や連邦議会で証言を繰り返しています。例えば、2023年にユタ州やテネシー州の禁止法案を支持し、ワイオミング州の法案が「Chloe’s Law」と名付けられるなど影響力を持っています。 また、Do No Harmという非営利団体で患者擁護活動を行い、Fox Newsや保守系インフルエンサー(例: Matt Walsh, Jordan Peterson)と共演。2023年にKaiser Permanente病院を相手に医療過誤訴訟を起こし、2024-2025年もCPACや大学講演で活躍中です。一方、LGBTQ+団体からは「個別事例を一般化し、トランスジェンダー全体を攻撃する」と批判され、de-transition率は1-2%程度と低く、医療団体(AMAなど)はジェンダーケアを支持しています。
まぁまぁ、日本のテレビでは知れないようなことを知れたし、少し興味を持つことができたので、これからはもっとLGBTについて、少し冷静に考えて接しようと思います。