初めての尿管結石で命が削られかけたお話し/ 由良

 結石関連、「尿路結石になった話 / マツオ大吉」「尿管結石になったら小豆みたいなのが出た / ふんと」に続き、3冊目のアウトプットです。

 ある日、左下腹部に違和感。この感じは3回目の膀胱炎だと勝手に思い込み、トイレに行って血尿を確認するが、オシッコがなぜか出ない。

 急に左の背中から脇腹に、今まで経験したことの無いような、死を感じるような痛み。イタイ、イタイ、死ぬ。イタイ・・・

 なんとか歩いて急患センターに行く。痛み止めの座薬を入れられ、「尿管結石の疑いがあります。痛み止めを処方しますので、来週、泌尿器科を受診してください。」しかし、会計後にまた激痛。

 痛み止めの点滴をしてもらうが効かず、あまりの痛さに吐きまくる。座薬も点滴も効かないので「準麻薬のソセゴン」を打たれる。ぼんやりしている間に、救急車で転院。

 目が開かないまま人生「初CT」。起きられるなら尿検査をしましょうといわれ、オシッコを取ると中に黒い粒が沈んでいた。

 CTの診断は、左に3個、右に1個。あと4回も痛みが来るのかと怯えて待つしかないのか? 2ミリくらいの石だから、水を2リットル飲んで、石が出るのを待つしかない、イタイときは痛み止めを服用してください。そういわれ帰路につく。

 次の日の夜に、再び左下腹部痛が再来。次の日に病院にいくと、そこで激痛が再来。座薬を入れられても激痛はおさまらず、じっとしていられないので、カーテンで仕切られた範囲をウロウロする。痛みが収まり、帰宅すると夜に2mmの石が出る。夜中に再び激痛が来るが、20分後に再び2mmの石が出る。

 次の日も泌尿器科を受診し昨夜2個石が出たことを伝えると、検査はやめようといわれ帰宅するが、再び夜に、左下腹部に激痛。これが激闘の始まり。「激痛→ロキソニン→痛→激痛」ジャンプすると石が出やすいと知見を得たので、ロキソニンを飲んで「痛」の時にめちゃくちゃにジャンプ。30時間にも及ぶ激闘のあと、3mmの石が出て終了。

 左にあった3個は全部出たのではないのか。みせしめとして壁に石を貼る。石に翻弄された5日間は終わった。

 先に読んだ結石関連本ののアウトプットでも書きましたが、実は最近、わたくし・・・「尿道結石」を発症しまして、病院に行って撤去 してもらいました。そのお話をみなさんに聞かせる時、少しでも面白いお話が出来るよう、うんちくをためようと「結石系」の本を読みまくっています。

 アウトプットは本書が3冊目ですが、実はあと3冊も読了済みです。ほとんどが「尿管結石」の体験記で、幸いなことにKindle Unlimitedにはそんな感じの本がたくさんありました。

 私は著者の尿管結石ではなく「尿道結石」だった。私の場合は尿管の痛みは感じなかった。排尿時のチンコの痛みと、病院で取り出されるときの激痛だけ?で済んだ。(笑)

 本書では「あまりの痛さに吐きまくる」というそんな記述があった。私が体験した、あの激痛が何時間も続いていれば、私はゲロを吐いたのだろうか。そんなことを思い、こんなことを書くたびに、「あのときの激痛は忘れない!」そんな決意をさせてくれました。(笑)