尿路結石になった話 / マツオ大吉

 尿管結石と尿道結石は、どちらも尿路結石の一種で、尿の通り道(尿路)に結石ができる病気です。尿管結石は、腎臓から膀胱へ尿を送る尿管に結石がある状態を指し、尿道結石は、膀胱から体外へ尿を排出する尿道に結石がある状態を指す。

 「尿管結石」は「尿管に結石がある状態」を示し、腎臓で生成された結石が尿管に移動して詰まる。症状は、激しい腰背部痛、吐き気、血尿など。尿管は細いため、結石が詰まりやすく、激しい痛みを伴うことが多い。

 「尿道結石」尿道に結石がある状態を示し、腎臓や膀胱で生成された結石が尿道に移動して詰まる。症状は、排尿痛、頻尿、残尿感など。尿道は尿管よりも細いため結石が詰まりやすく、排尿障害を引き起こす。

 おしっこは腎臓で作られ、尿管を通って膀胱にたまり、尿道を通って体外に排出される。本書は「尿路結石になった話」と書いてありましたが、「尿管結石」のお話でございました。

 実は最近、わたくし・・・「尿道結石」を発症しまして、病院に行って取出してもらいました。そのお話をみなさんに聞かせる時、少しでも面白いお話が出来るよう、少しでも枝葉の知識があれば、役立つのではないか。そんな風に思い、本書を手にとってみました。

 私は「尿道結石」でしたが、本書で紹介されている「尿管結石」も、とても大変そうです。「尿道結石」で良かったとはぜんぜん思いませんが、尿道は尿管よりも細いため結石が詰まりやすいらしいが、もしかして私の尿管は太いのでないのか。

 私の体内から取り出された、結石を看護婦さんから見せられたときの「大きさ」を思い出し、下腹部にとてもいいようのない、そんな感触がありました。(笑)

 そして、結石を取り出したときの先生の安堵のため息と、看護婦さんが言い放った一言を忘れないためにも書き残しておこうと思います。

 「生まれましたよ。大きい子が!!」

 これから酒を飲むときは、このエピソードを、さまざまな場所で語ろうと思います。私は話したいですが、聞く人にとってはとても気の毒なくらい、壮絶な話になると思うので、聞きたくない人は、あらかじめ私に申し入れるよう、よろしくお願いします。(笑)