世界トップクラスの超高齢化社会である日本 は、世界一の「老い本」大国だという。昭和史に残る名作から近年のベストセラーまで、「老後資金」「定年クライシス」「人生百年」「一人暮らし」「迫りくる死」などトピック別に老い本を厳選し、日本の老いの精神史を鮮やかに読み解いています。
何冊も「老い本」を紹介していましたが、何冊か読んだものはありました。大半は「三五館シンシャの職業日記シリーズ」でしたが、垣谷美雨 さんの「老後の資金がたりません」も紹介されていました。
読書あるあるなんですが、本を読んでいる最中に、自分が読了済みの本が出てくるととてもうれしく なって来るのと同時に、また読み返してみよう かと思う、そんな「読書あるある」がたまりませんね。(笑)
むかしは50代で人生を全うしていたが、寿命が伸びたことで、みんなが「老い」について考えなくてはならなくなった。ボケる前にみんな死んでいたが、みんなボケる恐怖を考えなくてはならない。
体が不自由になるまで生きなければならないので、世話になる心配や準備もしなければならない。
私も含めた大抵の人は「迷惑をかける」ことはしたくないと思っているが、なかなかうまくはそういかない。(笑)
著者は現在58歳と私とほぼ同年代 ですが、親の介護が不安でそれが終わると「老い」の不安が自分を襲ってくるといっています。まさに私もそんな感じです。母、義母ともに、食事や下の処理は一人でとりあえず出来ているけれど、あくまでも「#とりあえず」といった感じです。
いつそんな時が訪れるのか。そして自分はどんな風に老いて行くのか。そんなことを考えさせてくれる一冊でございました。
この手の本を読むといつも思う。PPK(ピンピンコロリ)しなければならない。いつ、PPKしてもいいように、本書で推奨していた「#終活メモ」を作成しようと思います。(笑)
4月15冊目_2025年86冊目