LOVE理論 / 水野敬也

 恋愛マニュアル系の本を200冊以上読みまくった著者が、自分なりの研究と、自らが行動して体験したことを、自分独自の「LOVE理論」として、まとめられています。基本的に堅苦しい内容では無く、笑える内容になっています。

 好きになるのは一人にしばらず、5人位を好きになって狙ったらいいという。一人にしばるから振られたらショックを受ける。人数がいることにより、緊張度は減るし「振られてもいい」という心の余裕が生まれる。こんな感じの理論がさまざまと展開されています。

 私は50も過ぎたおっさんなので、読んでも活かす場面はないような気がしますが、中高生の恋愛初心者や、彼女が欲しいけどできない。特に「出会いがない」と言い訳をする人にはぜひ読んで欲しい1冊だと思います。

 本書の内容を理解し実践することで、きっと彼女を作れることでしょう。しかし、実践するのに困難そうなことが、多いのは覚悟しておいてください。(笑)

 おっさんでも実践出来ることとして、ファッションに関する記述があった。おしゃれな方がモテるに決まっている。センスに自信がない人は「自分の服の好みは捨ててマグロになれ!」と、そんな記述があった。

 つまり、洋服屋の店員や、おしゃれな友人の言いなりになり、着せ替え人形(マグロ)のようになれということらしい。私もそんなことが出来たらとか考えたこともあるが、サイズの問題があることを理解して欲しいとおもう。(笑)

 恋愛のハウツー本ですが「何はともあれやってみる」ことが大事であり、実践することができれば、結果がうまくいかなくとも人生の糧になる。「成功しない方法を発見」とか、よく自己啓発系に書かれているコトバが、恋愛を通じて感じ取れることが出来た。そんな本書でありました。

 私は座右の銘として「とりあえずやってみる」と思っています。失敗を恐れず、色々なことにチャレンジする気持ちを忘れないおっさんでありたいものです。(笑)

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