元厚労省キャリア官僚が、退職後書いた告発本といったかんじでしょうか。官僚に関する本は最近は財務省に関連する本はたくさん読みましたが、厚生労働省はどんなものかと思い、手に取ってみました。
新型コロナについて、多くの部分で触れていました。天下りするために金のために国民を騙し続け、さほど怖くないと知っている自分たちは、大宴会をして世間から叩かれる。
新型コロナは風邪や季節性インフルエンザと同じくらいの危険性と評価をしていたのに、マスコミ報道の「新型コロナは特別に怖い病気だ」という論調にはなにもいわない。
製薬会社からの政治献金に触れ、さらにマスメディアに登場する専門家へ、製薬会社からの資金提供が書かれた金額が個人名を含めて紹介されていた。たしかにこんなにもらえば、新型コロナは危険極まりない、ワクチンを打たなければダメと、テレビで強く主張する気持ちもわからないではないと思う。
官僚の激務はウソでサボり放題だという。医師を減らす政策をしていたという。被爆量が多いことがわかっていたのに健康診断でバリウムを推奨していたという。天下り先を確保するため天下り先には厳しい要求をしないという。
本の帯に藤井聡さんがこんなことを書いていた。
わざと医師を増やさず医療崩壊
仕事を意けるため緊急事態宣言
数十年前の数式でのデタラメな予測
ダマす、サボる、間違う。無責任組織を信じるな!
官僚の天下りを完全に禁止することができれば、とてもいい社会になり、財政も健全な方向に向かうのではないか。そしてテレビを代表とするマスメディアはバカなのか。そんなことを考えさせてくれる本書でありました。
2月12冊目_2025年23冊目