腰痛で接骨院にいったときに、待合室にあったので、電気を掛けているときに読もうと手にとりました。たまにはマンガも良いですね。
四字熟語の題名がついた11のハナシがあり、幼少の頃から始まり、みずほ銀行、日本製鉄、東京海上日動、キリンビール、王子製紙、日本郵船、一橋大学など。生涯に500を超える企業、600を超える社会事業の創設に携わり、明治日本の礎を築いた渋沢栄一について描かれています。
農家に生まれた男はいかにして「日本近代経済の父」と称されるまでになったのか。歴史で勉強した「士農工商」という身分制度が、子ども目線で描かれているあたりは、農家に生まれた渋沢が武士に憧れる感じで、とても理解することが出来ました。
渋沢の核とあったであろう人生のエピソードを、歴史的な事実を描いているというよりは、渋沢の感情を中心に描いてあり、子供向けのマンガ学習本という感じではない印象です。
せっかくなので ”渋沢栄一が関わった会社” というワードで検索してみました。なんとか銀行、◯◯支店、〇〇支店とか、同じ会社じゃねぇ〜のか。数を稼いでいるのではないか。そんな会社もたくさん記載されていました。やっぱり銀行が多いですが、銀行が各地にできた時代だったので、たくさん関与したのでしょうね。
第一国立銀行(現在のみずほ銀行)は明治6年に渋沢栄一により創設された日本最古の銀行です。本書では多分触れていませんでしたが、当時の国立銀行は設立順に番号を名乗っておりました。
現在もそれが残っているのは、十六銀行・七十七銀行・百五銀行・百十四銀行の4行だけで、八十二銀行というのもあるらしいが、第十九銀行と六十三銀行が合併したので足し算したというハナシは、何かの本でも読んだことがあります。
脱線してしまいましたが、なにかアウトプットしようとして、調べて文章に残すのもいい勉強になっていいものです。笑
12月10冊目_2024年225冊目