GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣 / スコット・アラン


 私たちは生活の中で、とかく不平や不満を言いがちです。さまざまなことに不満を抱き、愚痴をこぼし、小言を言う人があまりにも多い。

 どのような振る舞いであれ、たびたび繰り返していると、やがてそれは定着する。事あるごとに不平を言っていると、いずれそういう姿勢が染みつき、年がら年中、文句や悪口ばかり並べる厄介な性格になるという。

 本書では、どうすれば、そんな厄介者にならなくてすむのか。いろいろ教示してくれます。人生のすべての分野で感謝をささげると、多大な恩恵に浴する理由を説明し、ふだんの生活の中で感謝の心をはぐくむ方法を紹介しています。

 日頃から感謝の心を持つと、様々な神経伝達物質が幸福感を満たす。そして人生が楽しくなる。

 自分自身の人生が上手くいかないのは、他人のせい、ものやお金が無いせいだと思い込み、「欠乏意識」にさいなまされている。いま足りないものより、いま満ちているものに、感謝できれば「欠乏意識」から抜け出せるという。

・感謝をするとポジティブさがアップする

・感謝をするとこじれた人間関係を修復できる

・感謝をすると免疫力が上がる

 免疫力が上がるのは、ホンマかいなと思いますが、ポジティブになれたり、人間関係に関しては、とても腑に落ちることだらけでございました。

 「引き寄せの法則」という記述があり、不平不満ばかりを言う人には、いい巡り合わせはないという。出会いにも影響すると書いてありました。もう、いい事だらけです。笑

 1日に10分間感謝をささげる時間を持てとか、ことあるごとに感謝を書き留めろとか、毎日感謝の手紙やメッセージを伝えろとか、感謝することを努力して身につけろとか、パートナーには1日1回の感謝を持てとか、いろいろ書いてありましたが、少しでも実行できるようなおじさんに成りたいものですね。笑

6月15冊目_2024年130冊目