女を使えば、嘘もつく。結果がついて来るなら何でもやる。嘘は自己保身であり、さらには名誉や地位向上のため。本書を読んで感じた、小池百合子の印象はこんなかんじだろうか。
口から出任せ的は感じは、本書を読んだ印象では何度も登場する父親譲りなのだろう。こんなとき便利なのはWIKIです。笑
小池勇二郎:終戦後ペニシリンなどを扱う闇市で財を成し、石油を扱う貿易会社を複数経営。その際にエジプト、サウジアラビア、クウェートなどのアラブ諸国の指導者層との人脈を形成。1968年、参議院議員選挙に立候補した石原慎太郎の「日本の新しい世代の会」の関西地区責任者。1969年、衆議院議員総選挙に旧兵庫2区から無所属で出馬するも落選。
これだけ見るとすごく立派そうですが、本書ではぜんぜん違う裏側を知れることにより、小池百合子もこんな奴になったんだろうなぁ〜というのが、非常に納得することが出来ました。
とても年月を要したであろう取材に基づいた事実だとは思いますが、この手の本は筆者の感情論が、なんとなくあるのでは無いかと冷静に読んでも、著者の小池百合子評にはとても共感を抱く人は多いでしょう。笑
「嘘つきは政治家の始まり」と揶揄されるときがあります。小池百合子は「嘘つきにも程があるだろう」そんな印象すら感じる本書です。東京都民には是非読んで欲しい。なぜ彼女を知事にしてしまったのか。大抵の都民は後悔することでしょう。笑
私は都民でも無ければ、彼女を支持する人間ではありませんが、こんな人を嫌悪感を持たずにテレビで見ていたことに対し、自分を攻めたくなるほどでありました。笑
クールビズは今では当たり前になりました。これは2005年、小池百合子が環境大臣の時に、環境省の一般公募によって決められた言葉なんですが、これをまぁまぁ定期的に自分の手柄の様に自慢する記述があります。
みんながスーツを着ているような会合でも、最近はネクタイをしていない人がいることが多い。実際私もしないときが多い。きっとこれから、ノーネクタイで会合に参加するたび、小池百合子にイラッとするだろう。そこまで感じさせてくれる本書でありました。笑
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