人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本 / 稲田俊輔


多くの人が利用する「飲食チェーン店」

なんか無難というか、美味しいけど不味くない。

間違いないけど、なんか物足りない。

安くて便利だから仕方なく使うだけ。

時間も金もないからここで飯を食う。

そんなネガティブなイメージを持っている人は、

私も含めて多いのではないだろうか。

複数の飲食チェーンを経営する著者は、

チェーン店は実は「宝の山」だという。

そして本書の半分くらい、サイゼリヤ愛の内容です。笑

サイゼリアの他もいくつか紹介されています。

デニーズのデリーチキンカレー。

バーミヤンラーメンのスープはダシが絶品。

マクドナルドの肉はケチャップ抜きがうまい。

ご飯が食べたくなる松屋のニンニクの秘密など。

上げればキリがありませんが「飲食チェーン」=「無難&不味くない」のでは無く、「飲食チェーン」=「美味しさの極み」だからこそ、チェーン展開出来るのだろう。そんなことを感じさせてくれました。

むかし、九州に行った時「チャンポンを食いたいので、どこか教えて」と現地の人に聞いたら「リンガーハットが美味しいよ」と言われた時があった。

リンガーハットなら岩手でも食えるので、もっとマニアックな店を探してわざわざ食いに行った覚えがある。笑

実は美味しいのはチェーン店の方で、地元でなければ食えないと言うチャンポンは、自己満足に過ぎないのでは無いか。そんなことを思ったのを覚えている。笑

所詮チェーン店で、それなりの味。

そんな風に思ってしまうのはもったいない。

地元で成功している繁盛店より、

チェーン店を出せるくらいの実力、そして美味しさがある。

少なくとも、多くの人に理解される「最大公約数」は持っている。

今までは、昼食で悩んだ時、無難さと駐車場のありきで、

トマト&オニオンや大戸屋をチョイスしていましたが、

これからは進んでチョイスしようと思います。笑

09 th in November / 295 th in 2023